入れ歯(義歯)

金属を使用しないノンクラスプデンチャーや金属床義歯などを扱っています。
快適な装着感と自然な見た目を大切にした、患者様に合った義歯をご提案します。

歯を失った際の治療法としては、入れ歯、インプラント、歯の移植などいくつもの選択肢があります。
当院では、国立国際医療センター(現 国立国際医療研究センター病院)の口腔外科で豊富な治療経験を積んできた院長が、
専門性の高い知識や技術を活かし、一人ひとりに合った方法をご提案しています。
その中でも入れ歯は、多くの方が身近に感じられる治療法です。
見た目の自然さと、噛む機能をどの程度求めるかによって、素材や形状を工夫し、より快適な入れ歯を作り上げます。

当院の入れ歯治療の特長

長年の経験に基づく実績

安心の治療とアフターケア|内村歯科医院

院長は、10年以上にわたって300床を超える入れ歯を作成してきました。
「床(しょう)」とは入れ歯1セットを表す単位です。
さまざまなケースに対応してきた経験を踏まえ、機能面だけでなく審美面にも配慮し、より快適な装着感を追求しています。

保険診療から自由診療まで対応

通常の保険診療の範囲内で、日常生活に支障のない使い心地を目指すことはもちろん、より審美性や耐久性を高めたい方には自由診療の入れ歯をご提案することも可能です。
金属バネを使わず、周囲から入れ歯だと気づかれにくいタイプのノンクラスプデンチャーや、耐久性に優れた金属床義歯など、幅広い選択肢をご用意しています。

失った歯の機能回復には複数の方法があります

インプラントや歯の移植

インプラント治療の魅力|内村歯科医院

入れ歯以外にも、インプラントや歯の移植によって歯を補う方法があります。
当院の院長は口腔外科の専門知識を活かし、インプラントや歯の移植にも対応しています。
インプラントは、骨に人工の歯根を埋め込むため、しっかり噛める点が魅力ですが、定期的なメンテナンスが欠かせません。
また、親知らずなど不要な歯を移植することで、天然歯に近い感覚を取り戻せることもあります。

入れ歯を選ぶメリット

入れ歯を選ぶメリット|内村歯科医院

インプラントなどの外科手術が難しい方や、あごの骨が少ない方には、入れ歯が適した場合も多くあります。
費用をおさえたい、手術に抵抗がある、メンテナンスの負担をできるだけ減らしたいという方には、入れ歯を中心に考えるのも良い選択肢です。

保険と自由診療の違い

保険診療の入れ歯

費用を抑えられる代わりに、使用できる素材や製作工程に制限があります。
銀色のバネが目立ったり、比較的厚みのある樹脂を使う場合が多くなります。
噛み心地や見た目は及第点ですが、審美性を追求したい方や装着感を重視したい方には物足りないと感じることもあります。

自由診療の入れ歯

ノンクラスプデンチャーや金属床義歯など、素材や製作方法を選べるため、審美性や軽さ、強度などを高められます。
費用は保険診療より高くなりますが、快適な装着感と自然な見た目を得られる可能性があります。

当院の入れ歯

ノンクラスプデンチャー

バネのない入れ歯|内村歯科医院

金属の留め具を使わない入れ歯で、入れ歯を固定する部分が歯ぐきと似た色の樹脂素材で作られています。
金属バネが見えないため審美性が高く、周りから気づかれにくいのが魅力です。
また、薄く軽量に作りやすいため、装着感が比較的良い傾向があります。

金属床義歯

バネのない入れ歯(金属床)|内村歯科医院

入れ歯の床部分(歯ぐきに触れる部分)に金属を用いる入れ歯です。
保険の入れ歯よりも薄く作れることが多く、装着感と耐久性を向上できるメリットがあります。
金属は熱を伝えやすいため、食べ物や飲み物の温度を感じやすい点も魅力です。

入れ歯づくりの流れ

1. 現在使用中の入れ歯の調整(必要がある場合)

もしすでに入れ歯を使っている場合は、それを調整しながら問題点を洗い出します。
噛み合わせや歯ぐきとのフィット感を確認し、どのような改善が必要か検討します。

2. お口の検査

歯や歯ぐき、あごの骨の状態、噛み合わせなどを総合的にチェックします。
虫歯や歯周病の有無、残っている歯の本数や配置も確認し、入れ歯の設計に役立てます。

3. 説明

検査結果や患者様の希望をもとに、治療計画や入れ歯の種類を提案します。
保険診療と自由診療それぞれのメリット・デメリット、費用や期間などを具体的にお話しし、納得いただいてから次のステップへ進みます。

4. 治療(型取り)

あごの形や頬の動きを確認し、入れ歯を作るための型取りを行います。
必要に応じて残っている歯の調整や抜歯、歯周病の治療を先に進める場合もあります。

5. 歯科技工所での入れ歯作製

型取りしたデータを歯科技工所へ送り、入れ歯を作成します。
院長の指示に基づき、噛み合わせや見た目などを考慮しながら一人ひとりに合った形に仕上げます。

6. 入れ歯の完成・使い方の案内

出来上がった入れ歯をお渡しし、装着感や噛み合わせを確認します。
お手入れの方法や保管の仕方を丁寧にお話しし、食事の際の注意点や慣れるまでの過ごし方などを説明します。
必要があれば微調整を行い、最適な状態に整えます。

メンテナンスとアフターケア

入れ歯は定期的な調整が必要

お口の状態は日々変化し、歯ぐきの形や噛み合わせも微妙に変わっていきます。
入れ歯が合わなくなってきたと感じたら、我慢せずに早めにご相談ください。
定期的に歯科医院でチェックを受けることで、快適な装着感を保ち続けることができます。

正しいお手入れで長持ち

入れ歯は使い捨てではありません。
1日の終わりに外して丁寧に洗浄し、歯ぐきと接する部分の汚れを落とす必要があります。
ブラシでこすり洗いした後、入れ歯洗浄剤を使うと効果的です。
長く愛用するためにも、毎日のケアを習慣にすることが大切です。

患者様に合わせた選択肢をご提案

当院では、入れ歯だけでなく、インプラントや歯の移植などの選択肢も視野に入れ、最適な治療法を検討します。
それぞれの治療にメリット・デメリットがあるため、患者様のライフスタイルや希望を伺いながら、総合的にご提案する方針です。
歯を失った場合も、あきらめずにご相談いただければ、快適な食生活を取り戻すお手伝いをいたします。

入れ歯は気軽に歯を補える治療です

  • 大がかりな外科手術に抵抗がある
  • 費用をできるだけ抑えたい
  • 短期間で噛めるようにしたい
  • 将来的にインプラントや移植を考えるまでは、とりあえず入れ歯で対処したい

 

このような希望をお持ちの方には、入れ歯が適している場合があります。
当院では、見た目の美しさを重視したノンクラスプデンチャーや金属床義歯も取り扱っていますので、審美面と機能面を両立する入れ歯をお求めの方も安心してご相談ください。

噛む喜びや会話の楽しみを取り戻すために、入れ歯を一つの選択肢として考えてみてはいかがでしょうか。
適切なケアと定期的なメンテナンスを行えば、長く快適に使い続けられる治療法です。
ぜひ一度、お口の状態を確認し、あなたに合った入れ歯を一緒に作り上げましょう。